メキシコの伝統料理でポソレという乾燥トウモロコシとポークで作るスープを作った。
ポソレは普通のトウモロコシとは種類が違う物だと思う。
もっと大きくて歯ごたえがある。乾燥しか見たことがないからわからないが。
これを一晩水につけたあと2時間煮る。
これに豚肉、ローストしたペッパー類を入れてまた煮込む。
前日これとグリーンソースのためにペッパー類をグリルしておいたのを使った。
庭のレタス類のサラダとポソレのランチ。
このポソレ、ネットで調べてみたら、神聖な意味があるらしい。
古代メキシコ人は人間は神様がポソレから作ったものだとか、
昔、神様の生け贄に人や動物を捧げていた頃、神様が代わりにポソレを捧げるように命令したので、
その後ポソレを捧げることになったとか。
人間がトウモロコシの粒からできたなんて、なんてかわいらしい話!
食べ物にまつわるこういう話、大好きだ。
食べ物の文化っておもしろい。
ネパールには芋を食べる日なんてのがあったり、
チベットのお正月は小麦粉の揚げ菓子をお供えするとか、
ドイツでは店頭にアスパラガスが並び始めると、ああー春だな〜と感じたりとか、
こういうのっていいな。
季節に関係なくアメリカのスーパーでは年中何でも揃っているが、
できるだけ季節や文化が感じられる食べ物を食卓に載せたいと、私は思う。