残念ながら写真はない。
相棒とよく買い物をするホールフーズ(アメリカの自然食品店チェーン)でのこと。
ランチを食べようとフードコートに行った。
サラダバー、インド料理バー、アジアンフードバー、
メキシカンバーなどなどいろいろあって、
好きな物を取って、レジで払って食べるところだ。
そこにいつもはないスタンドが出ていて、
お兄さんがラーメンを作っていた。
麺は生で、スープはベジタリアンとチキンから選べて、
具はいくつ選んでもよいそうだ。
アスパラ(生)、玉ねぎスライス、ひじきみたいな海藻、ニンジン(生)、
バクチー、ブロッコリー(生)、赤や黄色のピーマンのスライス(生)、マッシュルーム(生)、
肉はチキンの細切れとビーフのスライスなど、
ちょっと日本ではあり得ないものが並んでいたが、
ラーメン食べた〜い!と思って注文。
すると、お兄さん、煮立っていないお湯に麺のかたまりをほぐさずに放り込み、
その後、ガスコンロの火をつけようとカチカチし始めた。
そこで、あれ?火が着いてなかったんだーーと初めて気づき、
お兄さんに、「麺は沸騰したお湯で茹でないとー」とつい言ってしまった。
しかも、コンロに火がつかないので、「火がついてないよ」と言ったら、
「ガスがなくなったけどまだ熱いから大丈夫」だって。
「でも、煮立ったお湯じゃないとおいしく茹だらないと思うけど・・・」と言ったら、
では、となりのイタリアンバーに沸騰しているお湯があるから、
そこに持っていって茹でると言って、
すでに3分ぬるま湯に浸かって、
見た目、巨大すいとんのようになっている麺をお湯から出して、
イタリアンバーに向かおうとした。
「あの〜、I come from Ramen country. これじゃーいくら何でもちょっと・・・
注文キャンセルしてもいいですかーー?」
とそこでついに言ってしまった。
相棒には「君にしてはずいぶんpicky(細かいことにうるさい)だねー」
などと言われてしまった。
こ、これが細かいことと言えるか???
これは大切なことなのだ!!
なので、家に帰ってきて、これ→
☆☆☆を見せた。
こちらではラーメンと言うと、マルちゃんラーメンのイメージで、
本格的なラーメンの奥の深さを知っている人は少ないからねーー
あのお兄さんも、大したことも教わらずにラーメンスタンドやらされていたんだろうけど、
7ドル取って人に食べさせるからには、
企画した人にはもうちょっと勉強してほしいものだーー
とアジアンのおばさんは思ってしまったのでした。